先日、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症拡大の現状から、全国学力テスト(小6・中3)の4月実施を見送り、延期すると発表しました。(感染拡大の中で中止か延期かは今後の状況で流動的)。
こうした中で、26日、東京都教育委員会は、毎年7月に実施してきた都の学力テスト(小5・中2)を21年度から廃止すると発表しました。国の学力テストに一本化する意向ですが、HPでは、廃止の課題(理由)として3つ挙げています。
▲ 学校は、1年に複数回実施している各調査の結果を生かすことが難しい状況
▲ 都の調査において、自校採点、結果集計等の事務作業が学校の負担
▲ 学び方や学ぶ意欲など主体的に学習に取り組む態度のきめ細かい把握が困難
今まで、国と都の二つの学力テスト競争に追い立らて来た子どもと学校教育にとって、負担の軽減の面でも歓迎の声が挙がっています。
しかし、都の発表では、今年度は延期も中止もふれていません。オリンピックも延期になり、国の学力テスト見送りの中で、20年度7月の実施は子どもと学校現場に多大な負担になるでしょう。
三鷹の教育を考える会は、早速、都教委に電話しました。「国がやめたのに、都がやるなんて、今の学校と子どもの置かれている状況を見れば、ありえないでしょう。」と話すと、教育庁指導部義務教育指導課の指導主事は「今のところやる予定ですが、そうですよね、コロナのこともありますから・・」との返答でした。そこで、「ぜひ、再検討してください」と要望しました。
三鷹市民連絡会では、「非常時こそ、先生方が子どもの指導に専念してもらえるように、7月の都学力テストは中止してください」という市民の声を都教委にたくさん届けようと話しています。
この問題での都教育委員会の窓口は、次の通りです。
教育庁指導部義務教育指導課
電話:03-5320-6841 ファクシミリ:03-5388-1733
メール:S9000024(at)section.metro.tokyo.jp
(迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。)
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