2020年3月31日火曜日

今、三鷹市内の医療現場から(メールで届いた市民の声)

私は、薬剤師として働いています。
医療現場でもマスク、消毒用のアルコールはもちろん、体温計、インスリンを使用している方のアルコール綿も手に入らず、やっとの思いで来局された患者さんに対応できないでいます。
仕事上のマスクも、底がつきそうです。
デイサービスに行けなくなっている利用者さんの把握、対応はどうされているか心配です。
自分や家族が、電話したり対応したりできる方はいいですが、独居で、体調を崩されている方はいないか?孤独死にならないことを祈るばかりです。

非常時、一人一人の人権感覚が落ちたり、社会全体に不寛容な雰囲気。今日は、パン屋さんで、一人のお客さんが、店員に怒鳴っていたり・・・。
日に日に変化ありますが、ヨーロッパ等では、国を越えて助け合ったり、補償も具体化され、企業が今までと分野が違っても、マスクや医療機器を開発したり。
国民の命を守ることに、公的な責任は大きいと思いますが、この国は、ただ自粛要請するばかりで、多くの国民の大変さを全くわかっておらず、対応もしていません。

今こそ本当に優しい社会にしなければ。と再認識しています。
ただ日頃感じていることをメールさせて頂きました

薬剤師の立場で新型コロナウイルスへの意見を述べます。


2020年3月28日土曜日

東京都学力テスト21年度から廃止


先日、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症拡大の現状から、全国学力テスト(小6・中3)の4月実施を見送り、延期すると発表しました。(感染拡大の中で中止か延期かは今後の状況で流動的)。

こうした中で、26日、東京都教育委員会は、毎年7月に実施してきた都の学力テスト(小5・中2)を21年度から廃止すると発表しました。国の学力テストに一本化する意向ですが、HPでは、廃止の課題(理由)として3つ挙げています。

学校は、1年に複数回実施している各調査の結果を生かすことが難しい状況
都の調査において、自校採点、結果集計等の事務作業が学校の負担
学び方や学ぶ意欲など主体的に学習に取り組む態度のきめ細かい把握が困難

今まで、国と都の二つの学力テスト競争に追い立らて来た子どもと学校教育にとって、負担の軽減の面でも歓迎の声が挙がっています。
しかし、都の発表では、今年度は延期も中止もふれていません。オリンピックも延期になり、国の学力テスト見送りの中で、20年度7月の実施は子どもと学校現場に多大な負担になるでしょう。

三鷹の教育を考える会は、早速、都教委に電話しました。「国がやめたのに、都がやるなんて、今の学校と子どもの置かれている状況を見れば、ありえないでしょう。」と話すと、教育庁指導部義務教育指導課の指導主事は「今のところやる予定ですが、そうですよね、コロナのこともありますから・・」との返答でした。そこで、「ぜひ、再検討してください」と要望しました。

三鷹市民連絡会では、「非常時こそ、先生方が子どもの指導に専念してもらえるように、7月の都学力テストは中止してください」という市民の声を都教委にたくさん届けようと話しています。

この問題での都教育委員会の窓口は、次の通りです。
教育庁指導部義務教育指導課
電話:03-5320-6841 ファクシミリ:03-5388-1733
メール:S9000024(at)section.metro.tokyo.jp
(迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)@に置き換えてご利用ください。)
東京都教育委員会は、学力テストの中止を発表しました。


2020年3月25日水曜日

休校中の「子どもの居場所確保」・保護者の声


学校休校中の子どもの居場所確保の一環として三鷹市内の小中学校では、先生たちが交替で見守り、名簿で名前を確認して校庭開放を行ってきました。これは、保護者・市民からの強い要望に応えたものでした。

■三鷹の校庭開放のやり方
小学校では、学校規模によって「低・高」別、または「低・中・高」別に分けて行われました。
例えば
○大規模校
    9時~10時   学童
    10時~11時半 1・2・3年
    13時~14時半 4・5・6年
    14時半~    学童
○小規模校
    9時~10時   学童
    10時~11時半 1・2・3年
    13時~14時半 4・5・6年
    14時半~    学童
     
このやり方だと、割り当ての時間に学校に行くと、同じクラス・学年の友だちと会えます。そのため、校庭開放の利用者がとても多いのが特徴です。中学校の校庭開放にもたくさんの生徒が参加してきました。担当学年の先生方が当番にあたるので、子どもも喜んでいるという声も届いています。

市によってやり方は様々でした。一日中自由に校庭を開放している自治体もあります。そこでは、当初は多くの子どもが来ていたのですが、来校する子どもの数が減ってきたという報告もあります。同じクラスの友だちに会えないので家に帰ってきてしまったという声も届いています。三鷹の校庭開放は、今の子どもの生活実態に合わせて行われたことが分かります。

学童に通所していなく、子どもが一人で自宅ですごすことが難しい子どもを対象にして、校舎内で子どもの居場所の確保の取り組みも行われました。また、小中学校の学校図書館の利用(貸出し)も行われてきました。

■保護者の声
校庭開放が始まってすぐ、小学校を何校かを回り、校庭を外から見守っていた保護者の方々にお聞きしました。
「昨日まで、家の中で、もう我慢できないで騒いでいたので助かります。」
「いいですねえ。子どもが、クラスの友だちと外で遊べるって楽しみにしていたんですよ。」
「娘に今まで、『大人は満員電車で会社に行くのに、なんでわたしたちだけ外出自粛ってわけ?』って言われちゃってね。」等など・・・どこでも歓迎の声が聞かれました。
また、校舎を活用しての預かり事業には、「困っていたので本当にありがたい」という声がいくつも聞かれました。
三鷹の学校の先生方のこうした対応は、厳しい状況に置かれている保護者・子どもに安心と安全の場を提供してきたことが、インタビューを通して実感できました。今、学校では、学校再開に向けた準備が始まっています。

2020年3月24日火曜日

「損失抱えながらも、地元に貢献」 三鷹市内の小売店では


八百屋、肉屋、魚屋、牛乳販売店、三鷹市内の小売店では、地元の学校・保育園・幼稚園・高齢者介護施設等への納入が売り上げの中で大きな割合を占めている店もたくさんあります。その中で、学校給食に納入している商店を訪問してお聞きしました。

首相の突然の「全国一斉休校」が発表されたのが木曜日で、翌日が最終登校日(給食最終日)になりました。週明けの注文を受けていた分は、補償されると行政から連絡がきたそうです。

しかし、月末のため3月分の先を見通してこの時に大量に仕入れを発注した商店もありました。週末のため仕入れのストップが出来ず、その補償は現在もありません。大量の仕入れ在庫で損失を抱え込んだ店もあります。
「くさらしてもしょうがないしね。学校がお休みになり、お昼を作るためにお母さんたちが昼も店に来るんですよ。採算度外視で、とんかつにしたりして普段は200円で売っているものを半額の100円にしたり、日替わりでいろいろ売ったりして、地元の子どもたちに食べてもらおうとやっているんだよ」と語る肉屋さんもありました。

「パートさんには休んでもらっているんですが・・・」「先行きが不安だからお客さんが減っているね」と困惑しながら話す商店主。三鷹市内の小売店では、損失を抱えながら、パートさんや客足を心配しながら、どこでも必死に営業しています。国会では、資金繰り対策だけでなく直接助成(支援)や消費税減税についても論議されています。三鷹市民連絡会は、地元の切実な声を身近な行政や政府に届け、くらしと営業を守る効果的な施策を求めていきます。
給食の食材がキャンセルになりとんかつにして安く売る小売店。


2020年3月19日木曜日

事業者に緊急資金あっせんを1,600万円に拡大・給食費の返還(三鷹市が発表)


新型コロナウイルス感染拡大の影響で、三鷹市内の事業者は売上減少で深刻な事態に直面しています。こうした中で、三鷹市は、緊急支援策を発表しました。

■三鷹市の「新型コロナ対応不況対策緊急資金あっせん」のポイントは、
○貸付限度額 800万円を1,600万円に拡大(既存との合計額)
○利率 本人負担 0.35%(利率1.975%   市による利子補給1.625%
○信用保証料 100%補助
○返済期間 6年(据置12か月)
○売上減少の比較期間・減少歩合・相談窓口(3月23日から5月29日)など詳しいことは三鷹市の生活経済課へお問い合わせください。

■給食費の返還
3月2日から3学期終了までの給食費はすべて保護者に返還されます。

三鷹市の発表では、市内の事業者への「当面の緊急支援策」となっています。そして、当面は3994万9千円の予算規模ですが、「申請状況により予算の補正を検討」するとしています。相談は、「電話相談及び対面」で受け付けることになります。相談窓口には、「中小企業診断士による経営診断」もあります。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている方々の声を三鷹市民連絡会にお寄せ下さい。その声を発信し、行政や専門家に届けていきます。


2020年3月15日日曜日

あなたの声をお寄せください

「市民のいのちと健康・くらしを守るために、ちえと力を合わせ、   身近な行政と手をとりあって、今できることを考え、行動しよう」と、市内の16の医療・教育・福祉・平和・労組・営業・女性団体と個人が集まり、三鷹市民連絡会をつくりました。
市民アピールをごらんください。

そしてあなたの声をお寄せください。
メール:mitakakodomonoegao@yahoo.co.jp
お願い:はじめに「大人」か「子ども」かを書いて下さい。 

例・・・
(大人)校庭開放のNHKニュースを見て、青空のもとで子どもが楽しそうに走り回る
様子が印象的でした。
↑これは会に実際に寄せられた市民の声です!

学校一斉臨時休校と三鷹市

三鷹市内の小中学校は3月2日から一斉に休校になりました。市内の小中学生が次に登校するのは4月の始業式の日です。
働く保護者から、「小学生の子どもの預け先がない」「外で遊ばせたらいけないのでしょうか」という声が上がり、市民の様々な動きが出てきました。

三鷹市議会は定数28名、女性議員は8名ですが、超党派の女性議員8名全員から市議会議長に、次の様な申し入れがありました。
○学校施設を開放し、教職員が見守りすること
○学童保育所と学校間の連携を図り柔軟な対応に努めて欲しい

その後、市民・市民団体から子どもの居場所を確保してほしいという要望が市役所に多数寄せられました。
さらに、市議会の全会派が、市議会の意思として、「臨時休校中における児童・生徒への対応として学校施設等の活用を行う時は、各学校の判断を尊重し、市としてもこれを支援されたい」と表明されました。

これを受けて、三鷹市は、学校の校庭開放や子どもの居場所の確保のための対応をしてきました。
■3月6日の三鷹市のプレスリリース
小中学校の校庭を開放する(教員が見守り)
■3月10日の三鷹市がプレスリリース
子どもたちの居場所を確保するために学校の校舎を活用する。市が管理する約240カ所の公園などを開放する。
また、小中学校の卒業式に保護者は各家庭1名までの参列とすると決めました。。

臨時休校中の子どもの居場所の確保の動きの経過です。

臨時休校にも、校庭開放や学校施設の活用が始まりました。




三鷹市のプレスリリース

三鷹市は、3月16日から3月31日まで市が管理する下記の施設を、乳幼児や小中学生の居場所として開放することを発表しました。
その内容は、
■小学校15校の教室
■小中学校22校の学校図書館
■約240カ所の公園(主要な公園30カ所は巡回あり)
■東・西多世代交流センター
■4カ所の施設で行う「おやこ広場」事業
■コミュニティ・センターの体育館5か所
■図書館の資料貸出し・返却のみ
■国際交流協会の「子ども教室」
市民の声が届き、学校の校庭開放や校舎の活用、公園等の利用を子どもたちの居場所として開放されることになりました。
学校の教室や体育館の活用、公園などの施設の再開を決めました。



文部科学省が児童生徒の外出についての見解を変更

全国一斉臨時休校の措置がとられたので、学校や市役所に、市民から「外出の自粛中に公園で子どもを遊ばせていいのですか」などの問い合わせが多く寄せられました。
その後、様々な専門家の意見表明や国民の声を受けて、文部科学省は、児童の外出についての見解を変更しました。

そのポイントは、
■「児童生徒の健康維持のために屋外で適度な運動をしたり、散歩をしたりすることについて妨げるものではなく、感染リスクを減らしながら適切な行動をとっていただくことが重要である」
■「児童生徒の健康保持の観点から、児童生徒の運動する機会を確保するため、学校の校庭や体育館の開放を設置者や各学校の判断において行うことについては、一律に否定するものではありません。」 以下略         

(「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校・中学校・高等学校及び特別支援学校における一斉臨時休業に関するQ&A 311日時点)」
屋外での運動が重要であると見解を表明しました。

「屋外での子どもの活動を可能な限り認めること」と日本環境教育学会が声明

一般社団法人 日本環境教育学会 理事会は、3月7日、「新型コロナウイルスに関連した感染症対策への対応に関する緊急声明」を発表し、「子どもたちが『外で遊ぶ権利』を最大限保障してください」と呼びかけました。

この声明のポイントは、
■学校等の臨時一斉休業という対応に対して、一定期間、多くの子どもたちが「基本的に自宅で過ごすよう指導」(2月28日付け文科次官通知)され、屋外での活動が著しい制約を受けている状況を強く危惧しています。

■子どもたちの心身の発達にとって、自然環境の中で学び・遊ぶことは極めて重要です。感染の拡大を抑制するために「風通しの悪い空間で人と人が至近距離で会話する場所やイベントにできるだけ行かないこと」が求められているのであり、環境教育事業等が実施される野外・屋外でのイベントや行事そのものが対象となっているわけではありません。

■「子どもたちが『外で遊ぶ権利』を最大限保障」することを求めます。とりわけ、緊急対応として、以下の3点の措置を求めます。
1 学校等の敷地内における屋外での子どもたちの活動を可能な限り認めること
2 公園や里山等を活用した屋外での事業を可能な限り継続し、新たな事業への公的支援を検討すること
3 自然学校等における事業や環境教育イベント等への影響を調査し、多大な損失が発生した場合には公的な支援を検討すること

■感染リスクの少ない野外・屋外での子どもたちの学びや遊びを、教師や地域住民の協力のもとに最大限に保障することが重要であり、子どもたちの心身の発達を阻害せずに感染の拡大を抑制する手立てであるといえます。

このような学会などの専門家の様々な意見表明もあり、文部科学省の通知が変更・追加されたのです。
「子どもが外で遊ぶ権利を保障してください」と訴えています
子どもの外遊びの重要性を訴えています
この声明後、文部科学省の見解が変わりました

市民連絡会のブログをはじめます

新型コロナウイルス(COVID-19)に立ち向かうため13団体と個人が集まり、市民連絡会を立ち上げました。

今後、このブログを通じて、皆様に有用な情報を提供してまいります。
各記事の下からコメントもできます。
お気軽にコメントをお送りください。

新しい情報を発信し、ブログを更新していきます。